前回のフィードバックを踏まえ、今回は、発達レベルに合わせてグループ分けをし、プログラムに取り組みました。
<グループA>
少々難易度の高いゲームにチャレンジしました。
パカパカお馬
スゴロクのように、サイコロを振り、マスを進めます。「先にゴールすること」「アイテムをすべて集める」ことの2つを競います。
ここで療育アドバイザー松本先生が見るのは、「合理性」です。
今回このゲームに参加した3人とも「アイテムを集める」ことだけに集中し、「先にゴールすること」を忘れてしまうのです。両方の目的を達成するためには「合理的判断」が必要になります。
松本先生が「先にゴールしないの?」と問いかえると、今度はアイテム集めをやめ、マスを進めることだけに集中しました。
社会にでれば、一つの事だけができても通用しません。様々な事を組み合わせ合理的に判断することが必要です。こうした合理的判断力向上をこのゲームを通じて目指します。
<グループB>
こちらは主にマンツーマン対応で下記のゲームを行いました。
・スティッキー
・ドラゴンディエゴ
・テディメモリ
・雲の上のユニコーン
・メイクンブレイク
こちらのグループは主に、ルールの理解や自ら準備する力を養います。
ゲームに興味を持つことから始め、徐々に集団でのゲームに参加し、楽しめるよう今後も支援してきます。
蛇足になりますが、アナログゲームの他に「みんなで一枚の絵を完成させる」ことにもチャレンジしました。
言うまでもありませんが、集団活動を通じて社会性を身につけることを目的にしています。
みんな一生懸命描いて、楽しんでいました。
来年もアナログゲームやパステルアートなどの療育プログラムを毎週やっていきますので、どうぞよろしくお願いします!